「い……くぅっ……ぅううううっ……!」
声が出て。
下着がじわぁああっ……と湿って。
どんどん湿って。びしょ濡れになって。
愛液よりもサラサラした……おしっこみたいなので、ソファの色がどんどん湿った色に変ってゆく。
やだ、私――、
全身から力が抜けて、床にごとんっ……と電マが落ちる。
ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ! ヴヴヴヴヴヴヴヴ!
床の上で大暴れする電マを、拾い上げることすらできない自分。
やだ、下の人に、何か変な音がするって、思われいるのかも知れないのに……、
「……っ、」
涙が出てくる。
一ミリたりとも、動けない。
ぐしょ濡れになった下着が気持ち悪くて、ソファを早く拭かなきゃいけなくて、電マを……拾わなきゃいけないのに、
なのに、
「やだぁ……っ」
茫然自失。クリがビクビク痙攣していて、止まらない。
嘘だ、私、
電マを自分でアソコにあてて、
潮、吹いちゃうなんて――。
「はず……かし……」
ぼー……っとする。
時折脚がびくんっ! て震えて、未だにあの快感に身体全体が酔っているみたいだった。
……、やだ、
「……、」
ひとしきり深呼吸を繰り返して、やっとの思いで身体を起こし、電マを拾い上げる。
それを、私は。
あろうことか、私は。
「あぁっ……!」
自分でも信じられないことだった。
それをまさか私は、また潮でぐしょ濡れになった下着の上から当てていて。
いや、それどころか、
「ああああああああっ! あっ! いやっ……!」
下着を横からまくり上げて、クリや膣の入口に直接当てて、脚をM字に大きく開いて、腰を動かしてグリグリ押し付けてしまっている。
その度に、電マに愛液がよく絡んで、身体となじみが良くなって、また蕩ける様に気持ち良くなってしまう。
まるで電マを挿入するかのように、膣に押し付ける。
入るわけないんだ。
だけど、
だけど、
――誰か、挿れてよ……っ!
もっと、奥がいい……。
奥、責めてほしいっ……!
「やぁっ……!」
涙が、止まらない。
やだ、もう、
――焦らさないでぇっ!