【官能小説】第六話「後輩君と、初エッチ。好き、を連呼しながらヴァージンを奪われ、涙が出そうなくらい幸せな気持ち……」

ハロウィンの訪問者は、片思いの後輩君, 官能小説

 ちょっと……やっぱり……怖い……。

「先輩、怖くないですよ」

 まるで私の心を見透かしたかのように、彼が囁く。
 そうして、圧迫感。
 ぐっと……身体の中に、私ではない誰かが入ってこようとして、私を、こじ開けようとしてしていて、

「いっ……た……ぁっ」
「先輩……狭っ……いです……」

 思わず、彼の背中に爪を立ててしまうくらいだった。
 でも、彼はぎゅっと私を抱きしめてくれて、そっと、ゆっくり、奥の方へと進んで来てくれる。
 熱い。
 熱い。
 深くなるほど、熱くなる。

官能小説「ハロウィンの訪問者は、片思いの後輩君」第六話

 身体の真ん中から指先まで、どんどん満たされて、熱くなる。

「あつ……いよぉ……っ……」
「先輩っ……とても、素敵です……可愛い……可愛いです、先輩。可愛いっ……」
「あっ――!」

 お尻の方をぐっと抱き込まれて、最後は、一瞬だった。
 痛い、というよりも、熱さが私を貫いて。
 ビクッと、身体が跳ねた。

 なんだかよくわからないけど、涙、出てきそう――。

「……すみません、ちょっと、乱暴でしたか……?」

 あぁ、彼……こんなに艶っぽくて、色っぽかったっけ……。

「でも、全部入りました。ちゃんと、一つになれました」
「……嬉しい」

 自分でも驚くほど自然に、そんな言葉が零れ落ちた。
 温かい。満たされている。甘すぎるチョコレートを食べた時のような痺れが、ジンジン全身を麻痺させている。

 彼が抱きしめてくれる。
 いい香り。
 首筋に重点的に口づけられると、やっぱり泣いちゃいそうなくらい、幸せな気持ちが波のように押し寄せてくる。
 私の中にいる私以外の唯一の人が、私を内側から、外側から、好きだ、好きだと囁いて包み込んでくれる。

「好き……」
「……はい」
「私も、好き」
「はい。……僕、もう少し、早く自分の気持ちを伝えるべきでした」
「どうして……?」

 繋がった、内から外から、彼の声が全身に響いてくるみたい。
 ちょっと困ったように目を細める彼が愛しくて、ぎゅっと抱きしめる。

「僕は今、とても幸せです」
「……うん」
「もっと早く気持ちを伝えていれば、もっと長く一緒にいられたのに……」
「うん」
「僕、自分が思っていた以上に、先輩のこと、好きみたいです」
「――うん」
「どうしようもないくらいドキドキして、……考えていたよりずっと、幸せです」

 ……私も、同じ気持ち。

「大丈夫」

 頭を撫でてあげる。

「だってこれから、ずっと一緒にいてくれるんでしょ……?」

 目を閉じると、ドキドキ、ドキドキ、二人の鼓動が重なっているのが聞こえてくる。
 静かな時間。暖かな時間。
 それは想像していたのよりも、遥かにずっと、愛おしい時間。

 エッチって……セックスって、こんなに尊くて、素敵なものだったんだ……。

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