【官能小説】第八話「初めてのセックスで、イっちゃった……大好きな人とのエッチで、身体も心も愛しさで満たされて……」

ハロウィンの訪問者は、片思いの後輩君, 官能小説

 ……あ、イっちゃったんだ。
 エッチで、セックスで。イっちゃった……。

 そう思うと、何だか凄くドキドキしてしまう。
 彼と、こんな一番プライベートで、一番恥ずかしい時間を、共有してしまった。
 誰にも見られたくないいやらしい姿を、見られてしまった。
 でもそれが、不思議と何だか、それでいいような気がして。彼なら、いいような気がして。

「先輩、可愛すぎです……」

 また、その口が言う。
 彼は私をぎゅっと抱きしめて、ペニスを抜いて、ぎゅっと、ぎゅっと、強く、今までで一番強く抱きしめてくれた。

「好きです。大好きです」
「……いい加減、恥ずかしいよぅ……」

 苦しいくらい、抱きしめられる。

官能小説「ハロウィンの訪問者は、片思いの後輩君」第八話

「だからこれから、もっと愛したいです」
「……うん」

 彼の言葉に、彼の香りに、満たされる。
 ああ、こんな時間がずっと続けばいいのに……って、そう願っている自分がいて。
 もっと彼の傍にいたい。
 やっぱり、彼が好き。
 自分の気持ちに、やっと正直に向き合えて。

「――私も」

 好きだから。
 これから彼を、愛せるように。

「来年のハロウィンは、ちゃんと一緒にお祝いしてよね……」
「ハロウィンもクリスマスもお正月もゴールディンウィークだって、きっと一緒です」
「そんなに根詰めて、飽きたりしない?」
「むしろ、足りないくらいかも知れません」

 頭を優しく、撫でられる。
 
「今夜だってこれじゃあ、足りません」
「え?」
「ダメ、じゃないですよね?」
「……ダメ」

 彼の頬に、手を伸ばす。

「じゃ、ない……」
「先輩……」

 ホッとしたような彼の手が、ぐしゃぐしゃに乱れた私の服に伸びてきて。

「まずは、ちゃんと脱がせたいです」
「誰がやったのよ……」
「すみません、ちょっと焦っていたもので」
「でも、あんまり見られると、恥ずかしいから、」

 別に、このままでも。

「いいえ」
「ちょっ……」
「可愛い先輩を、もっとちゃんと、見たいです」

 ブラもキャミソールも脱がされて、思わず両手で隠してしまう。
 もう、私を隠すものは、何も無くて。
 頭に、頬に、唇に、首筋に、胸に、お腹に……そっと滑るように口づけられて。

「……だったら、脱いでよ」

 私ばっかりな気がして、ちょっと、悔しくて。

「吸血鬼、脱いで……」

 私もあなたを、もっと見てみたい――。

 後輩君は、あっ……、と、気が付いたように自分を見下ろして。

「これは……失礼しました」

 少しだけ苦笑いして、仮装のマントに手をかける。
 次は、仮装のブラウス、下着のTシャツ。
 思っていたよりも、ずっとスラッとキレイで、逞しい彼の胸板に直接抱き込まれて。

「先輩、暖かいです……」

 体温が、直接伝わってくる。
 探るように彼の背中を抱きしめて、撫でて、また目があって、どっちが求めるわけでもなく、キスをして。

「んっ……」

 くちゅくちゅと、舌と舌、唾液と唾液が混ざり合う音が、耳元に直接響いてきて。
 全身が、熱くなる。
 手と手を取り合って、私はそっと、目を閉じた――。

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